ダイエットのお客様が肥満行動をしたときの魔法の一手

ダイエットのお客様が肥満行動をしたときの魔法の一手

皆さんこんにちはダイエット心理カウンセラー育成協会理事長のトクタケです。
今回は、ダイエットのお客様が肥満行動をした時の魔法の一手をお伝えします。

カウンセリングをして、今週の振り返りをお話していく中で一日一日を、大切に見ていきます。

例えば、プランニングでは、アイスクリームの日を決めて、木曜日の夜のみに食べるという話をしていたのに、ま火曜日の夜にコンビニで買って食べてしまいました・・・と振り返りします。

「火曜日はアイスクリームを買っていますね」と振り返り、やはり本人は本当は変えたいという欲求があるわけなので、気持ちのエンジンをその方向に増幅させて、活かしてあげることはすごく大事です。

なぜかというとそこにモチベーションがあるので、少し、刺激してあげるだけで、そこのモチベーションで行動を変えていただけるきっかけになるわけです。

魔法の言葉の「もし仮に」とは?

その時にすごく使える魔法の一手、魔法の枕詞というものがあるのでお伝えします。

アイスクリームを食べてしまった振り返りの後、「もし仮に」という言葉を使います。

ダイエットのお客様が肥満行動をしたときの魔法の一手「もし仮に〜だったらどうだったんですかね」という事を想像させて、本来だったら自分はこうしたかった、だけど今はしていない。

理想の自分を考えさせることはすごく大事です。

目標やゴールというのはゴールした時の映像や、やった時のビジュアルを頭の中にありありと描くことが非常に大事です。

コーチングでもこの手法を様々な形に応用させて使います。

「もし仮に、やり直せるとしたらどうしたかったですか?」「もし過去に戻れるとしたら、どうしたかったんですか?」「やはり、ただ暑いからといって、コンビニで買うのはやめればよかったです。」

「暑かっただけなので、家に帰って、それこそすぐにクーラーを入れるなど何か違う事をすればよかった」・・・そのように言ってくるかもしれません。これらはすべて、その場でお客様自身が考えた事です。

暑いからといって、アイスを買うのではなくて、家に帰って、早くクーラーをつければ、食べずに済むかなと考え、それならやれるというモードになるわけです。

それを一回でも考えさせる事が非常に大事です。だからこそ、「もし仮に」という言葉を使います。

「もし仮に」という表現はとっさには出てきません。

ダイエットカウンセラーを研修終わって、いざやってくださいと言っても、すぐには出てこないのでぜひ頻繁に日常生活で使ってください。自分に対しても、人と話してる時にも使ってみてください。

日常生活で慣れるという事がとても大事です。

ダイエットカウンセリングのサービスは、対話なので、一瞬の事でタイミングを外してしまうと言いにくくなったりします。「あ、そうだ、もし仮にと言えばよかったんだ」と思いだしたら、月曜日から日曜日まで振り返った後に、もう1回戻って、「~さん火曜日のこの件の事ですが、もし仮に、これを直せるとしたら、どう直したかったですか?」とか聞いてみます。「もし仮に、この火曜日の食べ方、もう1回やり直せるとしたら、どうやって1日過ごしたかったですか?」という風に聞いてみます。

「もしこれができていたとしたら・・・」とか、「もし、それがかなったとしたら・・・」このような問いかけも非常に大事です。

ダイエットのお客様が肥満行動をしたときの魔法の一手大概、肥満レベルが高い人は、スリムになれないと思い込んでしまい、なれない前提で、全部発言をしてしまう事もあります。

だからこそ、カウンセラー側が「いや、そうではなくて、~さんが絶対私痩せませんと言いたい気持ちはわかりますが、もし仮に魔法がかかって、痩せたとしたらどうしたいですか?」という風に前提をしっかり言ってあげます。

そうすると、「魔法がかかって、痩せたんだったら、あそこへ行きたい・・・」のような話をしてくれます。「もし仮に」の聞き方は、非常に効果的なので、沢山使ってあげてください。

アイスを食べてしまった時に、「これ。火曜日も食べてしまっているじゃないですか。木曜日がアイスの日と言っていたのに、ダメじゃないです!」などとアドバイスや禁止は、絶対NGです。

こういう事を言うと、反発されるだけです。

ダイエットインストラクターさんが、フィットネス関係に携わっていると、割と指導やティーチングのような事をしてしまいがちで、「これダメです、なんでやってしまったのですか?」「これダメな理由を先週言いましたよね?」などとね理詰めで言ってしまったりする事もあります。特に男性のトレーナーさんに多いです。

それすると、2ヶ月はお金払っているからクライアントさんも頑張れても、それが終わると、もう嫌となってしまい、リバウンドに繋がってしまいます。

そのような言い方ではなくて、自分で考えさせることです。

クライアントさん自身も、自分で食べてしまって悪いということは、分かっているので、自分はどうしたかったのかをカウンセリングで自分の口から言わせることがとても大事です。

前の記事でも言いましたが、宣言効果という事に繋がってきます。自分で解決策を言ったから、自分でやるようになります。

宣言効果については、別の記事でも解説しますので、そちらも見てください。

今回は、ダイエットのお客様の行動を正したい時の魔法の一手という事で、「もし仮に」を使ってくださいということをお伝えしました。参考になれば幸いです。

まとめ

お客様が肥満行動した時には、アドバイスや命令をしない。

魔法の一手「もし仮に」の質問をして、本当はどういう行動をしたかったのかをお客様自身で考えられるように導く。

ぜひ、実践しましょう!

今回の「ダイエットのお客様が肥満行動をしたときの魔法の一手」は動画でも解説しています。