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お客様がダイエットカウンセリングに来る本当の理由とは
みなさんこんにちは ダイエットカウンセラー育成協会理事長のトクタケです。
今回は、ダイエットカウンセリングにお客様が来る本当の来店理由をお伝えしていきます。
ダイエットカウンセリングに来るお客様の来店理由といえば、「痩せる事」と思う方が大半だと思いますが、半分正解で半分間違いです。
必ずしも痩せる理由だけで来ているとは限りません。
当然BMIが高ければ、「BMIを正常に戻しましょう」という話をします。BMIというのは、体重と身長から割り出す肥満レベルの事で、厚生労働省も使っている一つの指針です。
ただ、痩せていない、痩せている、肥満、肥満ではない、というのは、実は調べることが非常に難しいものです。
水中で測るような事をしないと本当は細かくはわからないと言われていますし、その手段も、どこまで正解かがわからないので、人間の脂肪がどれだけあるということは、実はすごくわかりにくいです。
家庭用の測定器で、体脂肪率が出るものもありますが、インピーダンスと言って、電気信号で測りますが、メーカーによって、同じ体重の人、でも体脂肪率が変わります。
私も実験してみました。某有名な体重計のメーカーさんと、別のメーカーのを買って、自分で測りました。体重はもちろん同じです。体脂肪率が5%くらい違いました。
5%といったら大きな数字です。体脂肪18%と23%では全く違いますよね。
家庭用の測定器は、原始的な方法で、筋肉の水分量などを電気信号で測るため、実際の体がどこまでそうなっているのかは、わかりづらいです。
足の裏の脂肪と筋肉の差で、体がこうであろうという推論で出しているためです。
実際、「体脂肪率を測るのをやめました」というアメリカのダイエットジムもあります。そのくらい体脂肪率は、あてになりません。
実際にダイエットカウンセリングをやってるお客様の中で体脂肪率50%という方がいました。どんどん痩せて、明らかにスリムになっているのに、体脂肪率50%と出てしまうので、
「もうそれは気にしないでください」と言っています。
必ずしも体脂肪率はダイエットカウンセリングでは気にしていません。今の体重からの変化を気にしてます。
ダイエットカウンセリングにはBMIが正常な方が来る場合もあります。そのような人、なぜ来ると思いますか?
ここでは、お客様の気持ちに寄り添うことがすごく大事です。こういった方は、痩せる必要は無くても、何かを辞めたいのです。それがまさにダイエット心理カウンセリングでやってあげられるところです。
お客様というのは、ダイエットカウンセラーの方に、特定の知識や、痩せられる手段とか・・・そういうものは全然求めていません。
前の記事でも紹介した事がありますが、「痩せた後、リバウンドしないで、維持したい」という欲求がすごく高いです。
だからBMIが正常な方というのは、痩せる必要が無いけれど、維持したいニーズがあります。
「筋トレをしたい」とか「甘いもの無しの食事をしたい」わけではなくて、「痩せる習慣をずっと身に着けたい」わけです。
BMIが正常な方が求める「痩せる習慣」の代表的なものが、「甘い物をついつい食べてしまう習慣をやめたい」というものです。
「体重はキープできていても、実は本当に甘いものが大好きで、中毒で止められません」のような感じではなく、「本当は自分は甘いもの大好き人間でもないから、本当は別に食べたくないんです」という人です。
わかっているけれど、人からもらったり、家にあると、食べてしまいます。食べると罪悪感になって、「私はたいして、食べたくもないのに、食べてしまう」・・・「これどうにかならないかな」と言って、ダイエットカウンセリングに来る方もいらっしゃいます。
実は、そういう方こそ、ダイエット心理カウンセリングがすごく向いています。
気持ちも既に定まっていて、気持ちの認識の仕方を変えていくだけです。基本的にダイエットカウンセリングで2ヶ月、全8回くらい、週1のペースでやります。これが一番効果的です。
自分に甘いのでしっかりみてもらいたいという方は、週2くらいのペースでやる場合もありますが、だいたい週1くらいで大丈夫です。
週1、全8回2ヶ月で習慣というのはほとんど変えられます。
最初の頃と2ヶ月終わった頃ではぜんぜん違う人になる事ができるわけです。これがダイエット心理カウンセリングです。
もし、これが筋トレだけになってしまうと、「そのやり方はわかったけれど、自分にはあわないな」と思ってしまうと、2ヶ月過ぎたら、飽きてしまいます。
飽きてしまうと、やりたくなくなってしまいます。「自分には違うな」と思ってしまうんです。
でも、ダイエット心理カウンセリングは自分が100%フィットする事を見つけながら、それを習慣化するものなので、2ヶ月後に100%フィットする習慣が身につきます。
以前、こういう方がいました。50歳くらいの方で有名な会社にお勤めになっていて、役職もそれなりについてる女性の方ですが、会社の休憩時間で、オフィスを出て、エスカレーターで下がると、下にコンビニが見えるそうです。
エスカレーターに乗っている時に、「今日はあの菓子パンを食べようかな」と降りていく間にずっと考えてしまうそうです。
「今日はどうしよう?やめようかな?」「やっぱり食べちゃおうかな?」「やっぱりやめようかな?」「たべちゃおうかな?」で、ずっと迷いながら、コンビニまで降りて、迷いながら、コーヒーやお茶を買い、「あーどうしよう。買ってしまおう」となって、一度手に取ったら、レジに行かざるをえない雰囲気になり、結局買ってしまいます。
こういうことを、毎日繰り返して、「辛いです」という方がいました。この方が一番辛いのは、『迷う』事をしていることです。
もちろんすぐに、「こうすれば解決しますよ」などと言うことはできませんが、結論からいうと、「迷うことは辞める」という選択肢をとるのが大正解です。
人間は迷うとすごくストレスになります。
エスカレーター降りてくる時に、「買うか買わまいか」、「今日はどっちにしようか」という決め方を決めましょうという話ではありません。
迷う事をやめる。だから迷いません。
エスカレーターを降りる時は、もう買わないと決めて、迷わない・・・それだけです。
それだけですが、理解させるのにはそう簡単にはいきません。
ダイエット心理カウンセリングでは、しっかりと行動と認知に分けて、お話しします。別の記事でも紹介していますが、
「実は人間の行動は、適応的思考と非適応的思考の2つがあります」
というお話をして、絶対どっちかをとっています。
肥満レベルが高い方は、目の前にドーナツがあって、ダイエットしたいと思っているのなら、当然食べない方がいいわけです。
お昼ご飯もしっかり食べているなら、明らかにそれを食べたらカロリーオーバー。なのに、食べてしまうという事は非適応思考です。
「ダイエット中だから、この甘いドーナツはやめましょう」と考えるのが適応思考ですという話をして、「今日から、せっかくダイエットカウンセリングやるのだから、適応的思考をやっていきましょう、2つ実は思考がありますよ」というお話もします。
そうですね、2つ選択肢があるっていう事自体も、本当に忘れちゃってるんですよ。
ドーナツがあるから食べない選択肢以外ないですよね、って。
客観的に聞いた人はいや食べない選択肢もあるでしょって思うんですけど食べる選択肢しかないみたいに思い込んじゃっているのが結構お客様です。
ここちゃんと理解してあげる必要がります。
本当は2つあります。
それにそして名前をつけてあげてるんですね。
非適応的思考と適応的思考。
だからコンビニのエスカレーター降りてく途中で買おうか買わまいか迷っている、50歳の女性でもそのお話をちゃんとして、迷わない、迷う事をやめるという適応思考をしましょうよっていう話をしたんですね。
あとはこういう人って結構完璧主義みたいなところがあります。
「今日食べちゃった、コンビニで迷って買っちゃった」
だから、オフィス戻って差し入れがでて来たらもう食べちゃう、どうせチョコ買っちゃったからみたいな感じでどんどん崩しちゃう傾向があるんですね。
このような人って、白黒はっきりつけて、いいか悪いかYESか、NOかみたいな、グレーゾーンを認めたがらないんです。
特にこの助成の場合は、役職ついてるってことは仕事上割りと厳しい世界にいると思います、はやく決断しなくちゃならないような。
YESかNOか。
そういうのがやっぱり自分の生活の中に入ってきちゃうのがありまして、そうするとね、グレーを認めるっていう事をやってなかったんです。
ですから私は、この人にこんな宿題を出しました。
「まあいいか」と口に出していってください
という宿題です。
そしたら、この女性は
「そんな事私言った事ありません」って言われました。
私も驚きました、「まあいいか」という言葉をこれまでの人生にで言ってきてないとおっしゃったんですね。
「まいいか」を普段から言ってる人は信じられないと思うかもしれませんけど、人によって本当に性格って様々です。
性格の話は9タイプあるって話を別の記事でしてますのでそれを見てほしいんですけど、本当にそういう人っています。
だから「まいいか」を言う訓練を少しずつ宿題にしていったら2週間目くらいで言えるようになりました。
3週間目くらいでまたどんどん使えるようになりましたって言って表情もどんどんどんどん明るくなっていきました。
「夜中にお腹すいて果物たべると今までは罪悪感だったけど食べても、今日はもう食べちゃったからまあいっかって思うようになりました」
っていう女性もいました。
まとめ
ダイエットカウンセリングにくるお客様の本当の理由っていうのは痩せたい以外の要望もあるということです。
今回の「お客様がダイエットカウンセリングに来る本当の理由とは」は動画でも解説しています。