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あなたのダイエットサービス、性格別になってますか?
皆さん、こんにちは。ダイエット心理カウンセラー育成協会理事長のトクタケです。
今回はあなたのダイエットサービスが性格別になっていますかというお話です。ダイエットカウンセリングでは相手の情報があればあるだけ、有利に話を進めることができます。
エニアグラムを使って性格別に話すメリット
闇雲にどの人にも同じように話すというのは、ダイエット成功から遠ざかってしまうので、その人の性格を把握して、その人のライフスタイル、何が好きか嫌いか、全部把握をした上でその人の独自のプランを立てるというのがダイエットカウンセリングサービスです。
だから、どの人が来てもこれをやりましょうとか、同じことをやるというのは全然合いません。ゴールからドンドン遠ざかります。その人の話を聞いて何が一番的確で、どういう具体的な行動やっていくかということをお伝えすることは、もちろん大切ですが、モチベーションを上げつつ、実践してもらうことが非常に大事になっていきます。
その時に、どうやってモチベーションを上げるかということを、性格別にやっていくと非常にやりやすいです。当協会は色々な性格分析のやり方があり、既にやり方を持っているという人はそれを使ってもらいますし、心理学とか初めての人には、エニアグラムという心理分析テストをクライアントさんにやってもらって、それを元にモチベーション上げていく解説をしてもらっています。
エニアグラムはもう色々な本とかネットでも無料で分析できたりするので、エニアグラムと検索してもらって、自分で何タイプかを把握しておくと、すごく話しやすいと思います。
自分の性格もやはり話す時に参考になるので、自分の性格傾向を知りつつ、相手に合わせて変えていくということが非常に大事です。
エニアグラムが初めての方のために、ダイエットカウンセリングで覚えておくべきエニアグラムの性格傾向というものを、今回お伝え致します。
エニアグラムの9つのタイプ
エニアグラムというのは、人を9タイプに分けています。
タイプ別に人間を分けること自体、もちろん限界はありますが、お客様相手に何かする時というのは、やはりある程度、指針であり、この人はこういう傾向、属性があるということをわかっておいてアプローチした方が、絶対にやりやすいです。ここでは、人間を9つに分けるのは不可能とか、そういう話をしてるのではなく、分けた方がダイエットカウンセリングする上で非常にやりやすいので、活用しています。
タイプ1からタイプ9まであります。
タイプ1の人
白黒つけて正しく生きたい人、リフォーマーといい、口癖も「イエスかノーどっち?」と、グレーを認めたがらないです。はっきりさせるような職業に就いてる方も多いと言われています。裁判官や警察官の方、またお金を扱う方などです。
中途半端だとミスしてしまいます。「どっちですか」という、正しく生きたいという人です。よって、人一倍正義感とか強く、逆にいうと、すごく信頼されます。こういう人は、遅刻絶対せず、何か失敗したら、ものすごい勢いで謝ってきます。自分は正しく生きたい人なのに、間違って遅刻してしまったら、「もう会社辞めます」とか、そのぐらいの人です。責任感がすごくある方です。
タイプ1は、逆に、少し堅苦しくなってしまいます。中間を認められないので、今日駄目だったとなると、とことん駄目になってしまいます。
だからこのタイプの人は要注意で、ダイエットしてる時は、例えば記録が今日書けなかったとなると、その日を境に全部書かないのように、極端な行動をする可能性があるので、「グレーも認めて大丈夫ですよ」と、「30%しかできなかった」ではなく、「30%分はできた」ということを認めてあげるアドバイスを徐々にしていきます。
1回言っただけで、性格は変わらないので、何度も何度もそんなようなことをさりげなく言うと、段々と柔らかくなっていき、柔軟性が保てるようになります。
タイプ2の人
手助けしたい人です。人生のテーマが誰かのために何かしたいという、別名「ヘルパーさん」と呼ばれる人。すごく優しい方です。誰からも結構好かれるようなタイプ。誰かに何かしたいという気持ちが強く、性善説で、人にも優しく、自分にも優しくなってしまう傾向があります。自分に優しいということは、自分に甘えたがる感じです。
この人は感情もすごく豊かな面、自分も甘えたりするので、その点、要注意で、「何でダイエットしたかったのか」に常に戻ることです。「今日、お菓子食べてしまいました」となっても、「本当はダイエットしたいから、ここにいるんですよね」というのを、思い出させてあげる必要があります。また、どうしてそれを食べたくなってしまうのかを深堀ります。
ダイエットカウンセリングでは、やってしまう本当の原因を探り出すスキルがあり、それらを活用すると効果的なタイプの人でもあります。
タイプ3の人
目標達成が好きな人です。この人はすごく具体的に、「何月何日までに〜を何回しましょう」というように、数字でプランニングをした方がいいです。その方が燃えます。このタイプ3の点数が高い人は、数字、期限、何回、何秒と、全部細かく決めて、それを達成しようという風にやった方がいいです。目標達成したいので、頑張ってくれます。
タイプ4の人
少しすました感じになっていて、個性的でありたいと願っている人です。だから、皆と同じは基本的に嫌な人です。「あなただけの特別なマイルールですよ」とか、「こんなルールを定めたのは、あなたが初めてです」とか、「ちょっと珍しいやり方です」とか、「珍しいやり方があるんですけど」というと、反応するタイプの人です。
エニアグラムはタイプが分かりやすい人と、分かりにくい人がいます。タイプ3や1の人に対してアドバイスすることはわかりやすいです。はっきりしたがる人には、曖昧さを認めたり、目標達成が好きな人は目標をおいたりします。でも、タイプ2や4は、「このやり方が絶対有効」というものが特にないので、性格も行動もわかりにくい人です。
タイプ5の人
この人は、好奇心旺盛な調べたがり屋。もちろんエニアグラムの解説書によって、色々な言い方がありますが、ダイエットに特化した言い方だと、好奇心旺盛な調べたがり屋という表現が、当てはまりやすいです。
この人は、まず調べたがるので、紙の資料も一緒にお渡しした方が効果的です。疑っている面もあるので、「本当のことですよ」と言ってあげます。思いつきで言ったわけではなく、「皆さんにも伝えていて、こういうふうに資料にまとまっているから、これ読んでおいてください」のようにします。
糖尿病の話も簡単にするのではなく、糖尿病の話をしっかり説明した紙も渡しておくと、「本当に糖尿病は怖い」ということを納得してくれる人です。
この人は紙ベースでお渡しした方がいいです。目標設定としては、好奇心旺盛なので、自分が未知なる体験をしたいという思いがとても強いです。
だから、痩せた後、痩せてご褒美が欲しいとか、痩せてどこか南の島に行って遊びたいという感じではなくて、痩せた後の自分は、どんな世界になるのだろうかと考えます。
今、本当にBMIが高くて、歩くのが遅いとしたら、「歩くのが遅くなくなった世界はどうなるか」と考えます。電車に今は10分前に家を出ないと、歩くのが遅いから辿りつけません。それがスリムになったら、5分で着けるようになる可能性があり、そうしたら5分余ります。
カウンセラーは、「朝5分余る世界はどういうものだと思います?今までと全然違うと思いませか?5分も余るんですよ。何ができます?」と聞いてあげます。そうすると、この人は、こういう世界は確かに今味わっていないので、それを味わいたいとなり、モチベーションが上がります。「そういう世界を体験してみませんか、楽しいと思わない?」という感じで誘うといいです。
タイプ6の人
この人は安全だと頑張れるコツコツ人間です。安全だと頑張れるという点がポイントです。「その方法を本当に信用していいんですか、安全なんですか」や、「他の人やっているんですか」など、やっていいのかどうか、安全かどうかを気にする人です。
だから、当然「他の人もやってますよ」と、事例見せてあげて、「大丈夫な方法で、危険な方法ではないですよ」ということを絶対に前提条件として教えた上で、「じゃあこれやりましょう」というお話をした方がいいです。
コツコツやってくれるので、基本的にはすごくルールに忠実です。「やってください」といったことに忠実だから、すごく真面目にやってくれるタイプの方だと思います。ただ、安全面がとても気になるから、そこを注意してフォローしてあげるといいです。
タイプ7の人
楽しいこと大好きな人間です。憎まれないキャラ、愛されキャラです。
クラスで、学校で、仕事場で、何か失敗したり、悪いことをしても許されてしまう人はいませんでしたか。そういう人が、このタイプの人です。別名、神の子と言われているぐらい、何故か許されてしまいます。
それは何故かというと、今までの同じ空間、学校なら学校、クラスならクラスの中で、すごく愛嬌のあることを言ったり、皆を楽しませたりしている実績があるからです。皆がそれらを見ているから、「あの子がやってもしょうがないか」となってしまう人です。
楽しいことが大好き。だから、この人はミーハーだったりとか、流行のことも大好きだから、ご褒美作戦がいいです。「痩せたら、どういうご褒美を自分に買いたいですか。」と。「あの服を買いたいです」「じゃあ、それ目標に、ご褒美にしましょうよ」と流れていきます。
「痩せたら、どこか行きたい所ありますか」「あそこ行きたいです」「どういう格好で行きたいですか」「やっぱりこういう格好着たい」「誰と行きたいですか」「大好きな家族」と・・・。
こういう面白そうなことを沢山聞いて、想像してあげさせるのがポイントです。また、ある人がやっていると、「私もやりたい」のような発言も多いので、「これ海外のセレブで、あの人もやってるやり方ですよ」と言うと、この人は反応します。そういう言い方をわざとして、モチベーションを上げてもいいタイプの人です。
タイプ8の人
この人はわかりやすいです。ライバルに勝ちたい人。なので、ライバルを設定しましょう。競争したい相手。自分自身でもいいです。競争したい相手がいない場合、過去の失敗してた自分と今を戦わせましょう。
「今度こそ勝ちたくないですか」とか、「〜さんにとってみたら、ハードル高いかもしれないですけど、どうですか。」「他の人にはあまり進めていませんが、〜さんだったらできそうな気がします」など、少し難しいかなというぐらいの言い方が、すごく燃えます。
「私、難しい課題に挑戦したいんです」のような感じなので、少し難しいとわざと言ってあげると燃えます。タイプ3のように目標を設定して、「難しいけれどできそうですか」「〜さんだったら、できるような予感もしますが」と言われると、頑張ってしまうタイプです。
イメージ的にはトランプ大統領みたいな感じです。自分のアピールもすごく好きですし、上手かったりする人です。
タイプ9の人。
ほんわかした感じで、調和が大事な平和主義。この人は一見特徴も掴みづらいです。
どの人でも、絶対持ってる要素でもあり、タイプ9の点数がすごく高い人はどうやって、この人の性格傾向に合わせてアドバイスをするのかは難しいので、他の点数で高いものを見て、それに近いアドバイスをしてもいいです。
もしくは、自分自身を乱したくないという考えがあり、自分にも若干甘くなってしまう傾向があるので、「この日までにこれをやりましょうね」と、しっかりノートに書いてもらって、記録してもらいます。その場で言っても、忘れてしまう可能性もあるので、そういう場合はしっかりメモをとって「これをやるんですよ、これをやることがあなたのダイエットを成功させることですよ」というのをしっかりと意識させることが大事です。
エニアグラムはタイプ9の点数のみ高く、他が全く0点のようなことはほぼあり得ないので、皆さん実際には、全部混ざっています。「タイプ9の傾向もあれば、7、6、5の傾向もありますよ」と総合的に判断するといいと思います。
タイプ1から9までの説明はこのような感じですが、いきなり初めての人なかなか9個まで覚えられない、覚えるのに時間かかるという方もいらっしゃるので、よりわかりやすく3分類にしたものを、別の記事で紹介していますので、そちらもご覧ください。
タイプの1から9まで、今回はダイエットカウンセリングで使う場合の特徴を説明しました。参考になれば幸いです。
まとめ
ダイエットカウンセリングは、エニアグラムを使って、それぞれのタイプにあった話し方で進める。
タイプの主な特徴を把握しておくことで、効果的な伝え方ができる。
ぜひ、実践していきましょう!