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新米ダイエットカウンセラーにありがちなミス。それだとクライアントさんが来なくなる!
今回は新米ダイエットカウンセラーにありがちなミス「それだとクライアントさんが来なくなる!」という事に対してお伝えします。
「アドバイス・禁止・命令」がNGの理由
前の記事の「ダイエットカウンセラーを目指す人が、クライアントに絶対にしてはいけない3つのダイエット法」の中の一つです。
「ダイエット知識をたくさん身につけて、筋トレ方法とかをアドバイスしていけばいいんだ」
ということは、実は大きな間違いです。新米のカウンセラーの方はこのようなことをやろうとしてしまいます 。
「せっかくダイエットカウンセリングを始めましたから、今日からお砂糖禁止にしましょう」
とか、
「お菓子は今日からやめましょう
」とか、
スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーをやってる方は、筋トレをいっぱい知っていますから、
「この筋トレを1日何回必ず行ってくださいね」
とか、美容系の資格を持っている方は、ゴールデンタイムとかを打ち出していますから、
「ゴールデンタイムの夜10時から2時頃は絶対寝るといいですよ。自分の中のホルモンもも沢山整いますし。」
と言ったりします。
実際クライアントさんから聞いた話ですが、ダイエットインストラクターから
「先週、同じこと言いましたよね。どうして出来なかったんですか ?」
「この食べ方ダメですって言いましたよね?」などと言われたそうです。
「カウンセラーがイラついてるのが分かって、それが怖いから(無理して)続けました」
というクライアントもいらっしゃいました。
その後どうなったかは、もう皆さんお分かりかと思いますが、当然リバウンドしてしまいます。
こういう命令口調はよくあると思いますし、これがダイエットカウンセリングと思っている方も非常に多いです。ほとんどの人が、
「ダイエットカウンセリングはこういうアドバイスをすることでしょ?」
と思っています。ですが、これはもう全然ダイエットカウンセリングではありません。
実はクライアントさんもダイエットの知識はよく知っています。
ダイエットやろうと思ったらお菓子を止めるのは当たり前です。筋トレを何回もやれば筋肉がつく、ゴールデンタイムもネットで知ってます。クライアントさんの方がダイエットについて詳しい場合もあるぐらいです。それぐらい、ダイエットの知識というのは、もう皆さんほとんど知っているので、その知識を伝えること自体はあまり意味のないことです。
今更、鬼の首を取ったように、
「こうするといいですよ」
と言っても、
「知ってるんだけど、やれないんだよね」
と言うのがほとんどです。だからこそ、それをやれるようにするというのがダイエットカウンセリングです。ですので、アドバイスとか命令禁止をするのではないということをまずよく理解してください。
ダイエットが成功した時に得られる2つの喜びとは
ただ、これを何故やったらいけないのかという理由を、もう少し説明すると、命令禁止のダイエット終了時に、お客さんが2つの喜びを味わってしまうからです。
2つ。何だと思いますか?
例えば全8回、2ヶ月のセッションをなんとか無事に、「毎回ダメダメ」「やっちゃいけません禁止ですよ」「命令ですよ」と言って、やらせました。高いお金を払ったお客様も、「まあしょうがないか」とやる感じです。
では、終った時の2つの喜びは何でしょう?
予想がつくと思いますが、1つは「痩せた喜び」です。
「痩せました。2ヶ月頑張って良かった。やっぱり行ってよかった。」
と。ただ、実は、同時にもう1つの喜びも味わっています。それは「解放された喜び」です。
この「解放された喜び」というのは、どういうことかと言うと、
「今日でこのキツイ生活が終わって良かった」
とか
「今日から、あの辛かった筋トレやスイーツ禁止命令から解放された」などです。
予想がつくと思います。実際クライアントさんもよく言います。「やったー終わった」と。ある方は、
「後半、実はトレーナーさんに会うのが嫌になってまして・・・」
と言っていました。そうすると当然リバウンドしてしまいます。
「開放された喜び」を味わってしまうと、押し付けているので反動してしまいます。、政治のやり方も一緒ですよね。
国民を処刑するような恐怖で支配しようとする「恐怖政治」と、その自治に任せるような政治と、大きくて2つのやり方があると思いますが、恐怖は暴力とか罰で国民支配をしようとし、必ずレジスタンスとか反抗成分が出てきます。押し付けです。例えば、信長が行った楽市楽座のように規制ではなく、自由にやらせる方が、皆さんやっぱりちゃんと出来るのです。
恐怖政治的に、つまり、アドバイスに禁止命令となってしまうと、必ず反動が起きます。「せっかくやったけど、3ヶ月目にリバウンドしてしまいました」と。虚しいというか、かわいそうというか、そういう成果を出したくはありません。
これらのことを、これからダイエット心理カウンセラーになりたいと思っている人たちはぜひ知っていてください。3つの理由のうち今1つ目を説明しましたので、別の記事で2つ目、3つ目を説明します。以上になります。
まとめ
新米ダイエットカウンセラーがようやってしまう「アドバイス・禁止・命令」はNG。
クライアントがダイエットを達成した時に「痩せた喜び」だけでなく、「解放された喜び」も感じてしまうことになるから。「解放された喜び」はリバウンドに繋がってしまう。
ぜひ、伝え方に気をつけて、実践してきましょう!