イラッとすることを手放せる5大ストレス解消法

イラッとすることを手放せる5大ストレス解消法

皆さんこんにちは、ダイエット心理カウンセラー育成協会理事長のトクタケです。今回は、ストレスは図解で解決、5大ストレス解消法をお伝えします。

ダイエット心理カウンセラーの方自身がストレスを抱えていると、当然イライラを持ったままセッションしてしまい、あまり上手くいきません。

自分のストレスが気になり、最高のパフォーマンスが発揮できないので、ストレスはしっかりと解決しておいた方がいいです。

また、クライアントさん自身もストレスを抱えてるという状態が非常に多いです。「ストレスが原因で食べちゃう」「ストレスが原因で甘いものを食べ過ぎちゃう」・・・こういう方が非常に多いので、クライアントさん自身にもお伝えする事ができます。

目次

どんなストレスも解消できる5大ストレス解消法

まずは、ストレス解消法を短絡的な発想ではなく、ストレスにはどういう対処方法があるのかについて、全体像を捉えてみてください。

イラッとすることを手放せる5大ストレス解消法ストレスはこの上図にそっていけば、どんなストレスも解消できるようになっています。

ストレスを無くすという発想ではなくて、ストレスが発生した後に、どうやって対処するかを知っておくことが大切です。

ダイエット心理の最大の特徴である認知行動療法では、人が「思うこと」と「行動する」事に分けて、心理カウンセリングをしますが、ストレスも同じ考えで、感情を無くそうなどという発想はせず、怒り、悲しみ、恐怖などと言った感情が出るのは当たり前の事なので、これを抑える必要はありません。

ただそれらが出た後に、どう処理をするかについて、覚えておけば、どんな状況にも対応できます。

問題解決型と情動処理型

ストレスの対処法は大きく2つあります。

問題解決型と情動処理型です。

問題解決型はストレス自体を無くしてしまう解決方法です。

例えば、嫌いな上司がいると、嫌いなので、会う度にストレスに感じます。そのような場合に、問題解決型で処理することは異動願いを出すとか、その会社辞めると言ったことです。

その人に物理的に会わない解決方法をする事になります。もちろん、そんなことできない場合も当然あると思います。

でも、もし可能だったら、本当にそれだけで解決してしまいます。

違う部署に行ったら、自分に合う人間や嫌いではない人間ばかりだったということもあると思います。そうであれば、その人の会社人生も、もしかしたらずっとストレスが無い状態になる可能性もあります。こういう問題自体を処理する解決方法は皆さんも過去にしたことが必ずあると思います。

しかし、この問題解決型は難しい場合が多いです。異動願いを出しても、通らなかったり、会社を辞めること自体も難しいはずです。

その人に会わないようにすることも、一つの解決方法です。FacebookやLINEで、アカウントをブロックすることも、1個の解決方法です。

こうして、自分のストレスが無くなってしまえば、もうOKです。

どんな事をしたとしても、あなた自身が解決方法として採用できるのであれば、それでOKです。

次に、情報処理型というストレス解消方法です。先に挙げた問題解決型はやりにくいという欠点があるので、実際には、こちらの方が使うことになると思います。

名前がややこしいですが、一般的なストレス解消法の定義としてこういう名前が多く、また他の心理学の本を読んだ時に、この事とすぐにわかるように、あえてこの名前使ってます。

行動的コーピングと認知的コーピング

情動処理型は、大きく2つにまず分かれます。

行動的コーピングと認知的コーピング。

心理学初めての人だと、ピンとこないかもしれませんが、仮に、クライアントさんがタイプ5のような調べるタイプの人だと、「先生が言ったストレス解消法は一般的なのかな?」と内容を調べたがります。

なので、心理学の本で書いてある言葉を使っていたほうが、クライアントさんも安心する場合があるので、あえて使ってます。

コーピング=対処すると覚えてください。様々な訳語がありますが、一番簡単なのは「対処する」です。

行動で対処する場合と、認知で対処する場合があります。

認知とは、「考え方」のことです。考え方で対処し、行動で対処します。

行動でストレスを対処するとは、どういう事かというと、いわゆるストレス発散のことです。

「ストレス発散法なんですか?」と聞いた時に答えとして出てくる、テレビを見ます、カラオケに行きます、飲みに行きます、スポーツします、大声出します・・・などなど。様々な行動で発散するという回答があります。

それがこの行動的コーピングという事です。これは体を本当に動かす事で、そのストレスを発散しようとする方法です。

次に、認知的コーピングというものがあります。これは、考え方を変えることで、そのストレスを無いものとするということです。もちろん、カラオケで発散するなどといった行動的コーピングのやり方で解決ができてしまうのであれば、それでOKです。

ストレスとストレッサーの意味を変えるとは?

認知的コーピングの中には、ストレスの意味を変える方法とストレッサーの意味を変える2つのやり方があります。

ストレッサーはストレスの原因となるものです。例えばさっきの嫌いな上司がいて、イライラするのであれば、嫌いな上司がストレッサーです。

例えばゴキブリを見て嫌だ、ストレスになるという場合は、ゴキブリがストレッサーです。タバコの匂いをかいだ瞬間、イライラする場合はタバコやタバコ吸ってる人がストレッサーです。

まず、ストレスの意味を変えるいうことについては、例えば、嫌な上司と会って、会話をしてるとしたら、それが全部気に入らなく、ストレス解消したいと思ってるとします。そこで、嫌な会話の「嫌」だと思ってる事の意味を変えてみます。

実際の心理学NLPでは、リフレーミングという言葉を使いますが、例えば「その嫌な上司との会話自体が、実は自分を成長させている」と考えてみたりします。

違う意味を見つけてみることです。

別の例だと、「自分はすごく大雑把だからイライラしてしまうけれど、何年かした時に、細々した事もしっかりとできるようになっていれば、人間として成長できているかもしれない」「自分とはやり方や性格、好きなものが違うけれど、これは自分の助けになっているかもしれない」と考えることで、自分を成長させてくれるすごくいいことであると全然違う意味に変えることができます。

これが、ストレスの意味を変えるということです。

自己成長に興味がある方とか、自分を成長させようと根本的に思ってる方は、割りとこういう捉え方します。

反面教師の意味で捉えてみようというのも同じです。

ネガティブな人や中々成長しない人はいつまでも同じ意味で捉えてしまっています。非常にもったいないです。

どんな嫌な事でも、プラスの意味は無いのか見つける癖を持つことは、実はとても大事です。

どんな嫌な事されたとしても、自分に気づかせているものがないかと探してみてください。

ストレッサーの意味を変える偶然性と性格理解

ストレッサーの意味を変えることも、2つに分かれます。偶然性と性格理解です。

例えば、指示が非常に細くて、イライラする上司を相手に、この上司は実はすごく切羽詰まっている状況で、締め切りが迫っていて、だから自分に対して、細かく処理を命令しているとします。

でも、上司が絶対守らなくてはならない、失敗してはいけないものを抱えてるから、部下にものすごい細かく指示してる事実を、部下が知らない状況だと、単に「なぜこの上司はこんな細かく言うんだ、面倒くさい」という気持ちになってしまいます。

だから、「今回は何かあるのかな?」と偶然性を考えてあげる事で、ストレッサーの意味を変えてしまいます。たまたまかもしれないとか、上司が家庭の事情が複雑になって、介護や子どものことで大変になってしまっているかもしれない、それで心配から部下に細く指示をしているのかもしれない・・・こういう風に捉えてみると、ストレスが変わってきます。

それから性格理解とは、エニアグラムの話でも紹介しましたが、単に細かい性格なだけで、別に「この人を苦しめてやろう」とかそういう風には思っていない可能性も十分にあります。

細かい性格の人はやはり、細かくやりたいはずです。もちろん、大雑把にやりたい人も存在します。

エニアグラムだと9つもの性格があり、対応方法が全然違うので、「そのうちの1個の性格なんだろうな」ぐらいに思うことも大切です。

エニアグラムを自分でやったり、この人はこういうタイプかもと日常生活で意識していると、ストレスの受け止め方も全然変わってきます。「こういうタイプの人だから、今こういう言い方してるのかな」とか「あの人に負けないように、あの部署に負けないように頑張ろうね」と言われて、内心「別にあの部署と競争してるわけではないのに、この人はこういう言い方をするのは、ライバルがいたほうが燃えるタイプの性格なんだな」などということが理解できて、その人と自分を合わせようと思わず、受け止めることができます。

この性格を理解すると、本当に人生が変わってきます。

相手の性格として受け止められることで、何かあった時も、相手をすぐに許す事もできるようになります。

ということで、ストレスの対処法について、問題解決型で1つ目、情動処理型で、行動コーピングが2つ目、認知的コーピングのストレスの意味を変えるのが3つ目。

そしてストレスの意味を変えることにおいて、更に2つに分かれて、4つ目と5つ目。

この5個のストレス解消法が基本的にはあります。

これで、ほとんどのストレスは解消できますので、皆さん日常生活で何かあったら、1 〜5のいずれかで解決できないかなと考えてみてください。参考になれば幸いです。

まとめ

ストレスの解決法には5つある。

1、問題解決型
2、行動的コーピング
3、認知的コーピングで、ストレスの意味を変える
4、認知的コーピングで、ストレッサーの意味を<偶然性>から見る
5、認知的コーピングで、ストレッサーの意味を<性格理解>から見る

ぜひ、使い分けて、ストレスを解消しましょう!

今回の「イラッとすることを手放せる5大ストレス解消法」は動画でも解説しています。